トラジのブログ

脱ニートしたい。1歩踏み出したい。変化を起こしたい。

出るニート 認知症と高次脳機能障害の違いを見る

こんにちわ、トラジです。

脳の事なので人によって
症状が違う事は先に言っておきます。

ドラマで認知症の話を
やっていて思い出した事を
書きたいと思いますよ。

 

 

 

私の祖父母の話

私はニートなので祖父母の
生活の手伝いに行く事が
多かったんですね。

毎週必ず会っていました。

なので少しずつ
変化していく祖父と
手術後パッと変化した祖母を
私は見ていました。

 

バッと端折ってしまいますが
そうなるまでの経緯を
詳しく書いて欲しいと要望があれば
書きたいと思います。

祖母の高次脳機能障害の話

祖母は脳から出血して急に吐き
救急車で運ばれて入院をしました。
そして頭を開けて手術をしました。

それで祖母は
高次脳機能障害になりました。

 

祖母の症状は

物や人の認識が曖昧になる。

過去、現在、未来の
認識が曖昧になる。

この2つが大きかったです。

 

祖母がテレビに出てる女優さんを見て

「うちの孫がテレビに出てる!」

と話したり、天井や壁のシミが
虫に見えたりして

「ほれ、あそこに虫がいるっしょ?
 ちょっとほろって(掃って)。」

と話したりするようになりました。

 

更に、祖母の母(曾祖母)が
同じ病院にいたのを
見かけたから話しかけたんだけど
無視された、と言いました。

祖母は自分が何歳なのか
曖昧になって
他人のおばあさんを見て
祖母の母がいると言ったんです。

 

私が祖母の手伝いに行くと

「勉強が大変なのにトラジに
 ばあちゃんの事を
 手伝わせてゴメンね。」

と言う事もありました。
私の事を中・高生だと
間違っていました。

間違っている事を正そうとしても
意味が分からないようで
上手く伝わりませんでした。

カレンダーや私の免許証を見せ、
伝わったとしても少し経てば
忘れてしまいました。

 

他に、祖母は口の中に食べ物が
入っている事を上手く認識できず
次々と口に食べ物を運んでしまって
喉つまりを起こしそうに
なった事もありました。

しかし、「私が梨好きだ。」
という事を覚えていたり
買い物へ行く時のかばんや
買う物の内容を
覚えていたりもしました。

 

祖父の認知症の話

 祖母が入院して独り暮らしに
なってから約5年くらいで
理性が欠けていくのを見ました。


少しずつ怒りっぽくなったり
それに合わせて口が悪くなったり
姿勢が悪くなったり
小またでヨチヨチと歩き
速度が極端に遅くなったり
車で何件も事故を起こしたり
色々な変化が起こりました。

 

祖父の症状は
身近な家族が見ていないと
気付かないような
些細な所から変化していきました。

なので脳神経外科の病院の先生は

「社長や校長、署長とかの役職に
 ついていた人は
 歳をとったらそんなモンだよ。」

と言って
私たちが真剣に悩み、
困っている事を打ち明けているのに
ないがしろにされて?
しまいました。

 

午前中に話した事を
午後には覚えていなかったり
午前と午後で言った事が
違ったりしました。


予定が入っているのに同じ日に
予定を入れてしまったり
いつもしっかりしていた祖父が
スケジュール管理を
できなくなっているのも
私は感じました。

今日の日付が分からなくても
カレンダーを見て自分で
確認しようとしませんでした。

薬の飲み方が祖父のさじ加減で
飲んだり飲まなかったり忘れたり
して薬を飲む管理ができなく
なっていくのも私は感じました。

 

今まで聞いた事がない
祖父の祖父(高祖父?)の事や
祖父の両親、兄弟の事を
話すようになったりもしました。

祖父は10分おきに何度も
何度も同じ「祖父自身の」話を
しましたが、高祖父などの話を
するようになったのは
それが初めてでした。

 

夏に家で過ごしている時に
首にタオルを巻き
ももひきの上のズボンを履き
窓を閉め切って

「暑い、暑い。」

と汗をかいていました。

いつも鏡の前で髪をとかして
ボタンシャツをパリッと
着ていた祖父が、
季節感がなくなりいつも同じ格好で
お腹の上に何かこぼした
跡が付いていても
気にならなくなっていました。

 

祖父は自分でやったミスを
覚えていなくて誰かのせいにしたくて

「私の父のせいだ。」

と思い込んで信じ込み、
それを本当の事のように
怒り散らすようになりました。

家の鍵を開けっ放し、
照明を点けっぱなしのまま寝て
朝起きて開いているのを見て

「勝手に家に入っただろ!」

と怒りの電話が来ました。

 

祖父の怒り方尋常ではなく
人間のたが?リミッター?が
外れており
「どうしたらそんなに
 怒り続ける事ができるんだ?
 普通は疲れてしまうだろう。」

 と思うぐらい
最高潮の怒りをずっと続けます。

 

他に、祖父は自分の財産を
守ろうと必死になりました。
しかし明細書と請求書の違いが
分からなくなり

「2重請求でねぇか!
 ふざけんな!くそう!」

と怒りました。

 

祖父は自分の家でいつも
何か探し物をしていて見つからず、
イライラしてました。

「入れ歯が無いから
 探しに来てくれ。」

「チャンネル(リモコンの事)が
 ないから探しに来てくれ。」

「あれどこだか知らねぇか?」

毎日、私の所に
電話が来るようになりました。

そして、

「いいか!これは命令だぞ!」

と強迫する電話が10分おきに
来るようになりました。

明らかにバレバレな簡単な嘘が
相手にバレると想像できず

「嘘じゃねぇ!本当だ!
 証拠持って来い!」

とキレました。

祖父に

「1度病院で診てもらおう。」

と言うと

「俺はボケてねぇ!
 馬鹿にすんじゃねぇ!
 俺の言う事を
 聞いてりゃあいいんだ!
 すっこんでろ、
 マザコンロボット野郎!」

とキレました。

泥棒が

「俺は盗んでない。」

と言うのと同じだと思いました。

 

頭の手術をした祖母よりも
頭の手術をしてない祖父の方が
頭がおかしい、クレイジー
と感じました。

 

果たして生きていると言えるのだろうか

祖母は少し話がずれていても
心は祖母のままです。

しかし祖父は中身が別人です。

祖父の皮を被った鬼がいます。

それは祖父ではありません。

心は既に死んでいるのに
体が枷になり現世に
引き止められているようです。

 

祖母は生きていますが、
祖父はもう亡くなった者だ
と思っています。

 

 

 

 

 

 

思い出しただけで
嫌やない気分ですね。

長生きして欲しいと思って
車の運転をし、車椅子を押し、
お手伝いを続けてきたのに
裏切られた感が凄いですよ。

今日はここまでです。

また会いましょう。

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