トラジのブログ

脱ニートしたい。1歩踏み出したい。変化を起こしたい。

出るニート 重心移動の仕方だけで全ての動きが変わる事を知る

こんにちわ、トラジです。

組手の技術云々の前に
重心移動の仕方から技の発生までが
根本的に違うクラゲさんとの
稽古、話し合いのまとめです。

 

 

 

後ろから押し出して進むのではなく前に引きつけて進む

後ろ側の足を伸ばして
蹴り出すようにして進むよりも
前側の足を縮めて
後ろ側を引き付けるように
進むと「起こり」が小さく
早く動き出せるんです。

しかも、距離は稼げませんが
軸の移動を「肩幅」ではなく
「腰幅」の中で収めるので
そのまま進むのか、止まるのか、
戻るのか、横に移動するのか、
分岐するのも速いんです。

 

私がクラゲさんに教えて
もらっていて思い付いたのが

「片足を怪我した時に
 引きずって歩く。」

誰でも自然に出る歩き方です。

足首をくじいたり、太ももを
銃で撃たれたりした時に
怪我してない足で怪我した足を
引っ張るように進み
怪我した足はヒョコヒョコと、
添えるだけの映画でも
ゲームでも見るやつです。

つまり、片足の力で
推進力を出す時の動きは
股関節の畳み、膝の曲げきっかけで
推進力を自然と得ているんです。

 怪我した時の歩き方は
片足を「庇った」動きです。

両足がちゃんと使える状態で
その縮みきっかけで移動できれば
素早く動き始められるんです。

 

両足で自然とできているのが
下り坂を下る動きや
一本下駄で歩き、歯が前に
傾いた状態で得る
重心移動、推進力です。

下り坂は後ろから蹴り出して
歩くと速度が出てしまいます。

前の膝を伸ばしてつま先から着地して
踵が地面につく頃には前の膝を曲げて
下り坂の勢いを開放して進みます。 

クラゲさんは後ろ向きに歩く時の
重心移動の仕方が前向きの時にも
できれば良いと話していました。

左足と左手、右足と右手が同時の
ペンギン歩きではないんです。

左肩(手)、左足、
右肩(手)、右足の順番です。

水泳で言う背泳ぎの順番で
前にも動けるようになれば
動きが変わってくるんです。 

 

飛脚走りや馬走りが近い動き

 飛脚が左肩にある程度の重さを
感じられる荷物を担げば
左足で走って右足は添えるだけ。
右肩に担げば右足で走って
左足は添えるだけ。

 

馬が走る時は4本の足全てで
地面を蹴らず片側で走ります。

早歩きまでは人に似た
歩き方なのですが 
駆け足以降の速さになると
左右分けて走り出します。

競馬に出る馬が疲れた時に
推進力を出す足を左右、切り替えて
走る事もあるみたいです。

 

どちらも両足で
一歩、一歩踏み締めておらず
片足ずつ走っているので
「体力の持ち」も変わってきます。

 

色々なスポーツでも使われている

クラゲさんは重心移動の
ヒントとして野球のバッティングや
ゴルフスイングの「左足の壁」を
例に出して説明してくれました。

上半身の向きを変えずに
走り出してから向きを変える動きでも
教えてくれました。

 

テニスやバトミントンなどの
サーブを待つ動き。

剣道やフェンシングの
踏み込みもそうですね。

バレーボールのレシーブや
サッカーのキーパーが横に飛び込む
動きなども一瞬の沈み込みから
動いている事が多いです。

 

千鳥足のように顎が前に
突き出るまでは行かない、
重心が体の外まで出ない
内側の円です。 

 

 

組手ではどう出るのか

突きや蹴りの出だしも違うのですが 
重心移動の仕方が根本的に違うので
自分が有利な位置に移動して
相手の退路を断つ動きが上手いです。

場外に出るわけには行かないので
下がる事ができず
私が横に回り込もうとすると
クラゲさんが道を塞ぐように動き
誘い込まれるように
攻撃を貰ってしまいます。

お互いに有利な場所を奪おうと
する動きはバスケットやサッカーの
1対1の動きのようになります。

フェイントを入れ反対に
出ようとして、蹴られます。
貰うなら最小限に、と
相手の中心軸にぶつかるように
してすれ違おうとすると
防御の手からそのまま
予備動作なく瞬間的な「突き」が
飛んできます。

 

私の歩きは移動と攻撃が
別の動きになっているので
クラゲさんにばれてしまいます。

逆にクラゲさんの移動は
攻撃に直結する歩き、動きなので
移動する度にいつでも
攻撃が出来る状態になります。

 

 最後に

 基本・移動・型の中に
真髄があっても
その動きの意味や
理由が分からないまま
よく考えないまま

「代々そうやって教えるから」

で組手に進んでしまう事が多いです。

そうなるとキックボクシングに近い
「伸びやステッピング」を起点とした
西洋の動きになりやすいです。

 

殆どの人が腕2本、足2本、
胴体1つ頭1つのはずです。
なのでスポーツでも武道でも
突き詰めていくと
共通する動きが出てきます。

 

クラゲさんは力を求め過ぎた事で
力だけが全てではないと知り
意味や理由を研究するように
なったはずです。

私の場合はガリガリ過ぎて
力では他人に全く勝てないから
別の所で頑張らなければと思って
意味や理由が知りたくなりました。 

 

理由は違えど稽古に
求めるものは似ているので
戦い方が全く違っても
考える方向は似ています。

組手の途中でタイマーすら
止めず中断して動きの
確認をしたり話し合います。

 口伝のみで終わってしまうのも
納得の見た目の変化の少なさです。

 写真にしても動画にしても
違いが出にくいです。

 

 

 今回の記事は
私が忘れない為のメモ回です。

人には伝わりませんが
私には伝わるいうに沢山の
ヒントを書いたつもりです。

 また何か気付いた事があれば
書きたいと思います。

今日はここまでです。

また会いましょう。

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